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パワーリフティング・ベンチプレス選手向け|サプリメントおすすめ一覧

競技を行う中で「種類がありすぎてどのサプリメントを飲めばいいか分からない」「サプリメントは高価でなかなか買えない」「ドーピングが心配でなかなか手が出せない」と感じている人も少なくないと思います。

パワーリフティングやベンチプレスに本気で取り組む競技者にとって、日々のリカバリーやコンディション管理は競技力に直結します。タンパク質の補給、疲労回復、関節ケア……目的に合ったサプリメントを活用したいと思うのは当然のことです。

しかし、「市販されている=安全」ではありません。

世界アンチ・ドーピング機構(WADA)はサプリメントの使用を推奨しておらず、製造工程での意図しない禁止物質の混入リスクが常に存在します。そして知らずに摂取してしまった場合でも、競技者自身が責任を負うのがアンチドーピング規則の原則です。

この記事では、2026年WADA禁止表国際基準をもとに、パワーリフティング・ベンチプレス選手が安心して使えるサプリメントを目的別に厳選してご紹介します。選定基準・安全確認の方法も詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

WADAの禁止表は毎年更新される

WADAの禁止表国際基準は毎年1月1日に更新されます。2026年版は2026年1月1日より発効しており、昨年まで使えていた成分が今年は禁止になっているケースもあります。サプリメントを選ぶ際は、必ず最新の禁止表を確認する習慣をつけましょう。

サプリメントの最大のリスクは「混入」

サプリメントは食品として販売されているため、医薬品のような成分の厳密な管理が義務付けられていません。そのため、ラベルに記載されていない禁止物質が製造工程で混入しているケースが世界的に報告されています。特に注意が必要なのは以下のカテゴリーです。

  • 筋肉増強・プレワークアウト系(S1蛋白同化薬・SARMsの混入リスク)
  • 脂肪燃焼・ダイエット系(S6興奮薬・エフェドリン類の混入リスク)
  • 性機能・滋養強壮系(S1ホルモン関連物質の混入リスク)

パワーリフターが特に注意すべき禁止カテゴリー

アンチ・ドーピングについて詳しくは下記記事を参考にして下さい↓

ここからは目的別におすすめのサプリメントを紹介していきます。

🏋️ プロテイン(タンパク質補給)

筋力・筋量の維持と向上に欠かせないのがタンパク質です。パワーリフティングやベンチプレスでは体重階級の管理をしながら最大筋力を高めていく必要があるため、良質なタンパク質を毎日コツコツと摂り続けることが競技力の土台になります。

ホエイ・カゼイン・ソイなど種類によって消化吸収の速さが異なるので、目的やタイミングに合わせて使い分けるのが理想的です。ホエイはトレーニング直後、カゼインは就寝前といった使い方が基本になります。

安全な主成分の例: ホエイプロテイン(WPC・WPI・WPH)、カゼインプロテイン、ソイプロテイン、ピープロテイン

注意:カフェインやクレアチン等との複合製品・「筋肉増強系」を謳うプロテインは禁止物質の混入リスクが上がります。競技者の方は単体のプロテインを選ぶのが無難です。

▼ おすすめ製品

プロテイン WPC エクスプロージョン

パワーリフティング・ベンチプレス競技者との関わりが深いブランドで、選手がアンバサダーを務めていたり、実際に多くの競技者が使用しています。

このプロテインの一番の魅力はコスパの高さです。3kgでこの価格帯はかなり優秀で、まとめ買いするとさらにお得になります。フレーバーの種類も豊富なので長く続けやすいのもポイントです。

アンチ・ドーピングの第三者認証は取得していませんが、実際にドーピング検査で陰性だった選手の実績が複数確認されています。ただし認証とは別の話なので、大会前は自己判断で慎重に使用してください。

人工甘味料が気になる方には甘味料不使用ラインもありますので、そちらも選択肢に入れてみてください。


ビーレジェンド プロテイン

知名度・信頼度ともに高い国内プロテインブランドの定番品です。パワーリフティング選手をはじめ、さまざまなスポーツ選手も愛用しています。

エクスプロージョンと比べると価格は少し上がりますが、その分だけ味の完成度が高く、フレーバーによる当たり外れが少ないという声が多いです。「プロテインを継続できない」という方にこそ試してほしい一品です。

アンチ・ドーピング認証の「Informed Choice」を取得しており、競技の安全使用という観点でも信頼できます。大会前でも安心して飲めるプロテインを探している方に自信を持っておすすめできます。

VITAS バイタス ホエイプロテイン WPCプロテイン

パワーリフティング・ベンチプレス競技者の中でも愛用者が多いVITASシリーズのプロテインです。1kg5,000円前後とやや高めですが、国内製造で品質管理がしっかりしており、健康志向の方にも飲みやすい仕上がりになっています。

ビーレジェンド同様にInformed Choiceを取得済みなので、競技での安全使用の面でも問題ありません。フレーバーの種類も充実しているので、自分好みの味を見つけやすいのも魅力です。

💪 クレアチン

パワーリフターにとってクレアチンは、科学的なエビデンスが最も蓄積されたサプリメントの一つです。短時間の爆発的な力発揮——まさに最大重量を1回挙げる瞬間に直結するエネルギー代謝を補助してくれます。クレアチンモノハイドレート自体はWADA禁止物質ではなく、IPFのナチュラル競技でも使用は問題ありません。

ただし、他成分との複合配合製品では混入リスクが発生します。競技者は単体のクレアチンモノハイドレート製品を選ぶのが基本です。

安全な主成分の例: クレアチンモノハイドレート

注意:エネルギー系・プレワークアウト系との配合製品には禁止物質(興奮薬等)の混入リスクがあります。

▼ おすすめ製品

X-PLOSION CREA-X クレアエックス クレアチン レモン味 100%クレアルカリン

プロテインでもおなじみのエクスプロージョンのクレアチンラインです。クレアルカリンはpH調整が施されており、通常のモノハイドレートと比べて胃への負担が少なく、水分貯留による体重増加も抑えやすいとされています。階級管理をしながら使いたい競技者には相性のいい選択肢です。

4種類のフレーバーが展開されており、粉末タイプですが味はどれも飲みやすいです。個人的なおすすめはレモン味で、後味がスッキリしていてトレーニング中も飲みやすいです。スクラロース(人工甘味料)が含まれている点は気になる方もいるかもしれませんが、このコストでこの品質はなかなか見当たりません。

【LEVEL.FIT】HMB クレアチン サプリ クレアルカリン

クレアチンとHMBを一緒に摂れる錠剤タイプのサプリです。HMBは筋タンパクの分解を抑える働きが期待されており、高頻度でトレーニングする時期のリカバリーサポートとして活用できます。

錠剤タイプなので計量や溶かす手間がなく、遠征や大会当日のサプリ管理が楽になります。アンチ・ドーピング認証も取得しており、ベンチプレス殿堂入り世界王者の児玉大紀選手も愛飲していることでも知られています。

🔥 EAA・BCAA(アミノ酸)

トレーニング中の筋分解抑制・疲労軽減・回復促進を目的として広く使われています。BCAAはロイシン・イソロイシン・バリンの3種類で構成され、特にロイシンは筋タンパク合成のスイッチを入れる役割を担っています。EAAはそれら必須アミノ酸9種を網羅的に補えるため、食事でのタンパク質摂取が偏りがちな方には特に有用です。

安全な主成分の例: ロイシン、イソロイシン、バリン(BCAA)、EAA(必須アミノ酸9種)、グルタミン、アルギニン、シトルリン

注意:「プレワークアウト配合」「エネルギーブースト系」のEAA・BCAA製品は興奮薬系成分が含まれるリスクがあります。純粋なアミノ酸成分のみの製品を選んでください。

▼ おすすめ製品

X-PLOSION BCAA

BCAAでもエクスプロージョンは安定の使いやすさとコストパフォーマンスを誇ります。フレーバーの種類が多く、個人的にはマンゴー味が一番のおすすめです。甘すぎず爽やかで、トレーニング中でも飽きずに飲み続けられます。評価も高く、長期継続を前提にした日常使いのBCAAとして非常に優秀な一品です。

Kentai(ケンタイ) BCAAシトルリンプラス

BCAAにシトルリンとアルギニンを加えた複合アミノ酸製品です。シトルリンには血流を促進する働きがあり、高重量トレーニングのセット間の回復や疲労物質の排出をサポートしてくれます。

価格はやや高めですが、飲みやすさと効果の実感は確かです。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)とも連携しており、国内競技者にとって安心感の高いブランドの一つ。金銭的に余裕がある方にはぜひ試していただきたい製品です。

VITAS EAA

EAAは独特の苦味や風味で「飲みにくい」と感じる方も多いカテゴリーですが、VITASのEAAはその中でも特に飲みやすい部類に入ります。フレーバーによって甘さや飲み口に差が出やすいので、最初はいくつか飲み比べて自分に合うものを見つけてみてください。国内生産なので品質の一貫性も安心感につながります。

🌿 ビタミン・抗酸化系

激しいトレーニングを続けると体内の酸化ストレスが増加し、免疫機能の低下やコンディション悪化につながりやすくなります。ビタミンCやEなどの抗酸化ビタミンはその回復をサポートし、ビタミンDは骨密度の維持や筋力発揮にも深く関わっています。屋内トレーニングが中心の競技者は特に不足しやすいので、意識的に補うことをおすすめします。

体重調整期や遠征中など食事の質が落ちやすいタイミングでも、マルチビタミンの継続摂取はコンディション管理の底上げに効果的です。

安全な主成分の例: ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群、亜鉛(免疫)、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)、CoQ10

注意:単体ビタミン・ミネラル製品は比較的リスクの低いカテゴリーですが、マルチビタミン・総合栄養系の製品は含有成分が多くなるため、全成分の確認を必ず行ってください。

▼ おすすめ製品

X-PLOSION マルチビタミン

パワーリフターの中でも愛用者が多く、私自身も実際に使い続けている商品です。バランスのよい食事を毎日続けるのはなかなか難しいですが、このマルチビタミンを取り入れてから体調管理がしやすくなったと実感しています。値段も安価で手軽にビタミンを補える点が大きな魅力です。

VITAS VITAPOWER(ビタパワー)

マカ・亜鉛・マルチビタミンを配合したVITASの総合コンディショニング系サプリです。亜鉛は男性ホルモンの分泌にも関与するとされており、パワー系競技者の身体づくりとの相性は良好です。

360粒・90日分というボリュームで、継続コストはX-PLOSIONと大きく変わりません。錠剤のサイズも飲みやすいサイズ感なので、毎日のルーティンに無理なく組み込めます。効果を実感している方の声も多く、パワーリフターに向いているマルチビタミンの一つです。

1. Global DROで成分を検索する

Global DRO(グローバルDRO) は、薬剤の禁止物質への該当性を国別・競技規則別に検索できる公式ツールです。

  • 成分名で検索可能(日本語・英語対応)
  • 「競技会時」「競技会外」別に確認可能
  • ただしサプリメントの混入リスクには対応していないため、あくまで主成分の確認用として使用する

2. アンチドーピング認証プログラム対応製品を選ぶ

認証プログラム概要
Informed SportNSFが運営。ロット単位で禁止物質の検査を実施
Informed Choice英国拠点の第三者認証。世界的に普及
FQSC国内外で活用される民間アンチドーピング認証
HASTAオーストラリア拠点。パワーリフティング界でも活用

※JADAによるサプリメント認証プログラムは2019年3月31日をもって終了しています。

3. 公認スポーツファーマシストに相談する

公認スポーツファーマシスト」は、最新のアンチドーピング知識を持つ専門資格を持つ薬剤師です。サプリメントの安全性について具体的な相談ができる専門家です。日本スポーツファーマシスト協会の公式サイトから検索できます。

4. 成分表を徹底的に確認する

  • 全成分(その他成分・添加物含む)を確認する
  • 「プロプライエタリブレンド(独自配合)」として成分量が非開示の製品は避ける
  • 海外製品の場合、現地規制と日本・WADAの規制が異なる場合があるため特に注意

競技者がサプリメントを選ぶ際、以下のカテゴリーは混入リスクが特に高く、使用を避けるか、最大限の注意を払う必要があります。

プレワークアウト(PWO)系は、エフェドリン類・SARMs・興奮薬系成分の混入リスクが最も高いカテゴリーです。「爆発的なエネルギー」「最強のポンプ」などを謳う製品には、禁止物質が含まれている事例が世界的に多数報告されています。

脂肪燃焼・ダイエット系も同様に、エフェドリン類・甲状腺ホルモン関連物質・各種興奮薬の混入リスクがあります。

男性向け滋養強壮・テストステロンブースター系は、蛋白同化薬・ホルモン関連物質(海狗腎・鹿茸等の生薬含む)が含まれるリスクがあります。

漢方・植物エキス配合サプリは、麻黄(エフェドリン類)・丁子・附子・細辛・南天実(ヒゲナミン)などの禁止物質含有生薬が使用されている可能性があります。自然由来だからといって安全とは限りません。


まとめ|パワーリフターのサプリ選びは「安全確認」が最優先

パワーリフティング・ベンチプレス競技者が積み上げてきた練習の成果を守るために、サプリメント選びは慎重に行う必要があります。

「有名ブランドだから安全」「天然素材だから大丈夫」という思い込みは禁物です。アンチドーピング違反は意図しない摂取であっても競技者が責任を負うのが原則であり、知識と確認習慣が最大の防衛策となります。

  • ✅ 主成分が WADA禁止物質に該当しないことを確認する
  • 認証プログラム(Informed Sport等) 対応製品を選ぶ
  • 全成分開示 されている製品を選ぶ
  • ✅ プレワークアウト・脂肪燃焼系など リスクの高いカテゴリー は避ける
  • ✅ 疑わしい場合は 使用しない。迷ったら 公認スポーツファーマシスト に相談する
  • ✅ 禁止表は 毎年1月1日に更新 されることを忘れずに

うっかりドーピングにならないよう選手一人一人が意識を高く持ち、フェアプレーでパワーリフティングを楽しみましょう!